ソルフェージュ

作曲家が音楽を聞くと脳の言語野が活性化するらしい。 イラストを描く人は他の人よりも無理のあるポーズや目のバランス崩れに気づきやすい。 そんな感じで、ある能力を身に着けたからこそ認識できるようになるものは多いと思う。

音楽の楽しみ方として、音に着目する人と歌詞に着目する人がいる。 私は歌詞に着目してしまうのだが、これは音を聴く能力の一部が欠けているからなのでは？ と思った。 メロディを聞いて脳内再生はできるが、メロディをメロディそのものとしか捉えられないので脳内で解釈して噛み砕くことができない。

以前ギターに手を出したが、書いてある通りに楽器を操作すると曲になる気持ちよさはあるが、なぞっている感じが強かった。 これも、書いてあるコードを鳴らしてみるまで音そのものを想像できていないことに原因があるんじゃないかと思った。

他にも中国語の声調がわからない、簡単なメロディぐらい耳コピできるようになりたいとかがある。 音楽的教養があればそういう課題が解決するんじゃないかと思って子どものための「ソルフェージュ1a」を買った。

メトロノームをならしながらギターで楽譜通りに鳴らしているが効果があるのかは不明。 でもドレミファソあたりまでは楽譜を見てすぐに認識できるようになったし、ギターで単音を鳴らすのにも慣れてきた。

聴音ができるようになりたい。 現時点でも、音を鳴らして確かめながらやればいつかは正解にたどり着ける。 が、音大入試の聴音では聞いたものをそのまま楽譜に書き写すらしい。できるようになるのかしら。

しばらく続けてみる。